王道マットに再編の嵐が吹き荒れる!? 全日本プロレス20日の東京・後楽園ホール大会で世界タッグ王者「ワイルドバーニング」秋山準(45)、大森隆男(45)組に挑む「エボリューション(エ軍)」の諏訪魔(38、パートナーはジョー・ドーリング=32)が2日、記者会見を行った。

 昨年11月16日の世界最強タッグ決定リーグ戦開幕戦以来の対決となる両チーム。このときは挑戦者組が6分38秒で圧勝した。それだけに秋山は「ベルトを持っていてもチャンピオンという気がしない。最強タッグでは数分でやられたから、今度はこちらが数分で勝つ」と早くも臨戦態勢だった。

 さらに大森がワイルドに畳み掛ける。「ここで勝ってチャンピオンとしての第2章を築いていく。俺たちが勝ったらチームの再編成を視野に入れろ」と“エボリューション解体”を要求したのだ。

 だが、これでひるむ相手ではなかった。エ軍の首領・諏訪魔は「じゃあ、そっち(ワイルドバーニング)を解体させて、社長(秋山)をエボリューションに入れる」と逆提案。ベルト奪取とユニット拡大を一気に成し遂げようというわけだ。

 秋山は「お前らをこちらに吸収するよ。『ワイルドエボリューション』でどうだ」と応酬したものの、ベルト防衛に失敗すれば、エ軍に2連敗という屈辱に加え、まさかのチーム解散という事態になりかねない。