<ジャイアント馬場十七回忌>追善興行に先立ち「ジャイアント馬場を偲ぶ会」が東京・千代田区のザ・キャピトルホテル東急で行われ、150人の出席者が故人への思いをはせた。

 馬場さんが息を引き取った午後4時4分に1分間の黙とう。その後、壇上に立った元子夫人は「海外を一人で旅するたびに、もう少し馬場さんと老後の日々を楽しみたかったなと思います。昨年7月から全日本プロレスは秋山新社長にバトンタッチしましたが、皆様の応援よろしくお願いいたします」と涙ながらにあいさつした。

 乾杯の発声は、馬場さんの巨人軍時代の同期でV9戦士の国松彰・亀屋万年堂代表取締役会長が務め「多摩川で練習が終わって寮に帰ると、夕食が始まるか始まらないかという時からマージャンをともにしました」と思い出話を披露。秋山社長は「23年前、初めて僕が馬場さんにお会いしたのがこのホテルだった。経営者として足元にも及ばないかもしれないが、全力を尽くして全日本を発展させたい」と力強く語った。