長州が警告“プロレスブームじゃない!新日の独り勝ちだ”

2015年02月01日 09時00分

熱く警鐘を鳴らした長州力

 2015年のプロレス界は年頭から、絶好調の新日本プロレスを中心に盛り上がりを見せている。プロレスはこのまま復活するのか。かつて新日プロの現場監督を務めた革命戦士・長州力(63)が古巣の好調ぶりを分析。プロレス界には独自の目線で警鐘を鳴らした。

 

 ――新日プロが経営の立て直しに成功して復活した。マット界の現状をどう見るか

 

 長州:もう新日本以外は団体(の体)をなしてないでしょ。去年も今年も一緒。今、業界は新日本だけなんだよ。プロレスラーだってやっていくの難しい。

 

 ――いきなり辛口の厳しい指摘だ

 

 長州:変化もないんじゃない。要するに新日本は変化していっている。組織力がある。他はここ数年間、変化が全くない。(他団体にも)変化がなければ、毎年同じこと。新日本のように変化させていくっていうのはすごいエナジーがいる。選手一人ひとりの感性、感覚までまとめていく団体はどこにもない。あるんだったら目立った団体があってもいいけど、ないよね。毎年同じことやりながら年をとっていく。

 

 ――新日プロが変化できた理由は

 

 長州:新日本はみんな頑張っていた。その違いはハッキリしている。本来ならライバルになるような団体が出て来ないといけないけど、力も何もない。(道場など)環境は揃ってるけど、もったいないよね。一人ひとりの選手の「今年は」という気持ちはあるんだろうけど、すぐ終わっちゃう。

 

 ――他の団体が低迷した最大の原因は

 

 長州:一つの原因は交流戦をやり過ぎた。頼みの綱みたいに。長年(業界を)やってきて一つだけ言えるのは、インパクトがない興行は成り立たないから。交流戦はインパクトも何もない。まして目先のことしか考えなかった。今(他団体の選手は)どこの選手か全く分からない。交流戦が始まったって驚きも何もない。俺たちは選手も「ウソだろ」と思うインパクトでやってきた。

 

 ――団体が競争し合うなか「レジェンド」は続けられている

 

 長州:「レジェンド」はしょってるものがない。俺は自分のことだけ。佐山(聡=初代タイガーマスク)のところも、きちっと興行を成り立たせる。藤波(辰爾)さんのところもきちんとやっている。それはしょってるものがないから。選手抱えてやったらしんどいですよ。