米国・AEWのPPV「ALL OUT」(イリノイ州シカゴ)が5日(日本時間6日)に行われ、新日本プロレスの小島聡(50)が参戦。ジョン・モクスリー(35)とのシングルマッチに敗北した。

「ジャパニーズレジェンド」と紹介された小島は、開始早々からモクスリーと激しいエルボー合戦を展開。マシンガンチョップからお馴染みの「行っちゃうぞ、バカヤロー!」の掛け声とともにダイビングエルボードロップを投下していく。トップロープでの攻防ではモクスリーのお株を奪う噛みつき攻撃を繰り出し、雪崩式ブレーンバスターを決めた。

 ラリアートをかわされジャーマンスープレックスで反撃を許したものの、モクスリーのパラダイムシフト(変形DDT)を回避すると左のラリアートをさく裂させる。さらに盟友・天山広吉の得意技であるモンゴリアンチョップを連射したが、伝家の宝刀ラリアートをかわされるとカウンターのパラダイムシフトで形勢逆転を許す。最後は2発目のパラダイムシフトで3カウントを奪われてしまった。

 さらに試合後にはまさかの展開が待っていた。なんと場内に「風になれ」が流れると、プロレス王・鈴木みのるがAEWマットに電撃登場したのだ。会場で「ホーリー・シット」のチャントが巻き起こるなか、みのるは打撃合戦からゴッチ式パイルドライバーをさく裂させてモクスリーをKO。新日本プロレス2020年2月大阪城大会でIWGP・USヘビー級王座戦を戦った両雄の遺恨が米国で再燃し、今後の展開から目が離せなくなった。