武藤 征矢とのW-1王座V2戦は勝負論貫く

2015年01月15日 16時00分

征矢(右)の挑発にも動じなかった王者・武藤

 WRESTLE―1チャンピオンシップ王者の武藤敬司(52)が、原点回帰して征矢学(30)とのV2戦(30日、後楽園ホール)に臨む。13日の会見では「お客さんに最高の芸術を見せたいのに、彼はキャラクターレスラーだから作品は作りづらい。決まった以上は勝負論に徹して、通りすがりのチャレンジャーを迎え撃ちたい」と宣言した。

 

 11日の後楽園大会では征矢のサソリ固めにギブアップ負けし、今回の挑戦を許した。だが、全く落ち込んだ様子はない。その理由は、昨年末にある。武藤はテレビ番組の収録で、新日本プロレスの先輩にあたる長州力(63)や藤波辰爾(61)らと一緒になった。

 

 特に長州とは1年ぶりで「『からみづらい』って言われたけど、いまや『敬司』って呼んでくれるのは長州さんだけだからな。同じ釜の飯を食った人たちとたわいもない話をして、昔の自分に舞い戻れたっていうのかな。田舎に帰ってホッとするのと一緒だよ」と振り返る。王者、そして社長として団体をけん引する立場になったが、ひたむきに上を目指したころのチャレンジャー精神を思い出したという。

 

 征矢からは「スペースローンウルフ時代の『光る女』(1987年公開の武藤主演映画)の映像を手に入れて研究する」とよく分からない挑発を受けても「コイツはただのバカ…」と一笑に付した。「ここでベルトを落としたらW―1が崩れる。そういう使命感のもと、試合をしたい」と気を引き締める王者に死角はない。