中邑IC王座V3戦 永田の挑戦を快諾した理由

2015年01月14日 16時00分

ストゥーカJr.(下)に落差のあるヒザ爆弾を落とす中邑

 新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(34)が13日、永田裕志(46)の挑戦を快諾した真意を明かした。2月14日宮城・仙台サンプラザホール大会でのV3戦が決まったが、1・4東京ドーム大会では「第0試合」に出場した永田の挑戦は唐突そのもの。IC戦線における実績も皆無と言えるミスターを、王者があえて歓迎する理由とは――。

 

 永田は5日の後楽園大会で挑戦を表明。中邑も受諾して、V3戦が決定した。「ミスターIWGP」と呼ばれた永田のIC戦線参入は、1・4ドーム大会で中邑が繰り広げた飯伏幸太(32)との激闘に感化されてのもの。しかし当の永田はドーム大会本戦出場がかなわず第0試合でそのストレスを発散した。ICの絶対王者からすれば、実績不足を理由に突っぱねることもできたはずだ。

 

 にもかかわらず、これを快諾した理由は何か。中邑は「他団体のリーグ戦も取った、GHC(王者)にもなった。それでもどこか構えてる部分があった永田が、重い腰を上げて取りに来たのがIC。あれだけ『IWGP』って言ってた人間が、大きな変化じゃないか。この変化を歓迎しようってことですね」と打ち明けた。

 

 昨年はノアで王座を獲得するなど実力に衰えがないことは折り紙つき。ゆえに妙なもったいをつけて「待ち」のスタンスをとる傾向があった。そんな永田がミスターIWGPのプライドをかなぐり捨てて行動を起こしたことに、高い価値を見いだしているという。

 

 自身もかつてはIWGP至上主義者として、他のタイトルを封印してきた過去がある。それだけに、永田とIC戦で激突するのは奇妙な因縁。もっとも中邑が「新たな価値の創造」を目指し歩んできたICの自由奔放な防衛ロードは、結果的に「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」という新日イズムの本流を体現してきた。

 

 永田もIWGPに通ずる理念を感じとっているが、中邑は「気付くの遅いんじゃないの?」とぴしゃり。今年になってようやくスマートフォンを導入するなど、私生活でも流行オンチな挑戦者に毒づきつつも「まあ、ここまで来たら変化を見たいね。新しい永田裕志を。変化を生み出すのがIC」と腕をぶした。