25日の〝ミスタープロレス〟天龍源一郎(71)が主宰する「天龍プロジェクト」東京・新木場1stRING大会で、インターナショナルジュニアヘビー級(IJ)選手権が行われ、王者の拳剛(31)が初防衛に成功した。

 13日の新木場大会でHUBを破り新王者となった拳剛は、この日のメインで大日本の元気印・橋本和樹(31)と激突。序盤はグラウンドの攻防などで見せ場をつくったが、徐々に相手にペースを握られ、サッカーボールキック、エルボー連打、揚げ句には首を絞められ窮地に陥った。しかし橋本のブレーンバスターにDDTで反撃に出ると、垂直落下式ブレーンバスターで相手の動きを止める。ここを勝機と見て最後はフロッグスプラッシュで3カウントを奪った。

 試合後は同じ2009年デビューの橋本に「俺ら2009年組がガンガンプロレス界をかき回していこう」と呼びかけた。さらに今後に対戦を希望する相手として、かねて挙げている新日本やWWEで活躍したクリス・ジェリコの名をこの日も口にした。ただジェリコはヘビー級のため王座戦ができないことが判明したと明かしながら「それならスペシャルシングルマッチでもいい。米国でも日本でもどこでもいいのでやりたい。本気です」と熱望した。