貴闘力引退させん!大仁田が爆破王座挑戦者に強行指名

2015年01月13日 16時00分

貴闘力(左)と長州(右)は合体ブレーンバスターで大仁田を有刺鉄線ボードに叩きつけた

 12日のレジェンドプロレス東京・後楽園ホール大会で、元関脇貴闘力(47)がデビュー3戦目を勝利で飾った。試合後にはこの日限りでの引退を正式に表明したが、このままフェードアウトなどあの男が認めるわけがない。邪道・大仁田厚(57)は「とんこつ超花火」(3月21日、福岡・博多スターレーン)でのノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチに出場を要請。邪道リングへの“移籍”を持ちかけた。

 

 6人タッグ戦で貴闘力は長州力、初代タイガーマスクと組み、大仁田、矢口壹琅、保坂秀樹の邪道軍と対戦。邪道軍が2枚の有刺鉄線ボードを持ち込んだことにより、反則裁定なしの特別ルールで行われた。

 

 長州と初代タイガーにホイップされた貴闘力が、そのまま邪道軍に突進して試合がスタート。有刺鉄線バットをスイングした大仁田にレッドミストを放った貴闘力は、4分過ぎに長州との合体ブレーンバスターで大仁田を有刺鉄線ボードへ。有刺鉄線で左手に裂傷を負いながらも、勢いは止まらない。最後も圧巻。保坂をノド輪落としで有刺鉄線ボードへ叩きつけ、自ら勝利を奪った。

 

 試合後は、本紙が報じた「貴闘力引退宣言」について大仁田が「おまえ、まだ3試合しかやってねえだろ。何が引退じゃ! 今度は1対1で電流爆破のリングに来い!」とマイクで呼びかけた。だが、貴闘力は「3試合って決めたんじゃ、ワシは!」と返答。バックステージでも引退の意思は変わらず「いい記念になった。本当に引退? 今日で最後。痛いもん」と繰り返した。貴闘力を指導した初代タイガーも「引退します。風格を持ったまま卒業させたいというのがある」と認めた。

 

 リアルジャパンプロレスでは、貴闘力が希望していた横綱曙戦を組んで3月20日後楽園大会への参戦をオファーする可能性もあるが、現状では白紙。一方、貴闘力獲得に大ノリ気なのが宿敵・大仁田だ。「貴闘力を開花させたのは俺じゃ。俺と電流爆破をやれば、クセになる。曙もとりこになったぞ。博多で、オレとベルトをかけて戦え。焼き肉屋で終わる人間じゃない!」と迫った。

 

 邪道は「なにわ超花火」(23日、大阪)で髙山善廣と初代爆破王座をかけて戦うが、王者になった暁には貴闘力の地元で行われる「とんこつ超花火」での挑戦者に強行指名するつもりだ。ライバルながら潜在能力と世間的知名度を高く評価しており、電流爆破戦の常連選手にしたい考え。低迷の続くプロレス界にとっても惜しい人材。このまま本当に引退してしまうのか、それとも――。