12日のレジェンドプロレス、東京・後楽園ホール大会でプロレス3戦目を行う元関脇貴闘力(47)が8日、本紙の取材に対し同大会を最後に引退することを明らかにした。

 貴闘力(47)は中学卒業後に当時の藤島部屋に入門し、1983年3月の春場所で初土俵を踏んだ。93年10月には元横綱大鵬の三女・美絵子さんと結婚。2002年秋場所限りで引退すると、年寄大嶽を襲名。大鵬部屋の部屋付親方になった。大鵬親方の定年に伴って大嶽部屋を興したが、10年7月に野球賭博で日本相撲協会を解雇され、美絵子さんとも離婚した。

 その後は焼き肉店を経営する実業家に転身。しかし13年9月のリアルジャパンプロレス後楽園大会観戦中に大仁田に襲撃され、遺恨が勃発。昨年4月16日の代々木大会でプロレスデビュー(貴闘力、鈴木みのる組対大仁田、矢口組)を果たした。同年12月5日の後楽園大会でプロレス2戦目。12日の試合では長州力、初代タイガーマスクと組み、大仁田厚、矢口壹琅、保坂秀樹組と対戦。大仁田との対戦は3度目となる。