大仁田厚 アフガンを憂う…19年ぶり再訪も辞さず「平和のためならいつでも行くぞ!」

2021年08月21日 06時15分

アフガニスタンへの思いを語った大仁田厚
アフガニスタンへの思いを語った大仁田厚

 邪道・大仁田厚(63)が参院議員時代に訪問し、試合も行ったアフガニスタン情勢に気をもんでいる。反政府武装勢力タリバンに制圧された同国の今後を憂い「何かできることがあれば」と再び試合を行うことも辞さないという。そこまで思うのは、当時耳にした市民の声が今でも忘れられないからだ。


 大仁田は20日にFMW―Eの会見に出席。抗争中のシャドーWX改めミスター・ポーゴと乱闘寸前の口論を繰り広げた結果、9月12日の神奈川・鶴見青果市場大会メインで一騎打ちすることが緊急決定した。当初は鈴季すずと組んでアブドーラ小林、世羅りさ組と対戦予定だったが、大仁田に代わり後日発表の「X」が入ることになった。

 会見後、邪道は深刻そうな表情で本紙記者を呼び止めた。こういう時は特に用事がないか、本当に思い悩んでいるかのいずれかだが、この日は後者だったようだ。「アフガニスタンはどうなっちゃうかな。俺、昔行ったことがあるんだよ…」と話し始めた。

 現地を訪れたのは2002年9月のこと。米国の軍事介入によりタリバン政権が崩壊した直後で「これから復興しようというところでしたよ。車も少しずつ走り始めていて、たまにロケット弾が飛んできてテロが起きるくらいだった。俺は試合もしたけど、アフガニスタンで試合をした日本人は俺だけじゃないかな」

 その時の経験を振り返り「現地の女の人と話したら『やっと自由になる』と笑顔だったのが忘れられないよ。『これからは女性も教育を受けられる社会にしていきたい』と話していた。タリバン政権時代は女性の権利がすごく制限されていたから」と続けた。

 だが今年8月に入り、米軍の撤退を受けてタリバンが攻勢に転じ、一気に実権を握った。大仁田は「これでまた女性や子供の権利が制限されたり、紛争が始まったりしてほしくない。今回は以前のような弾圧をしないのではないかという見方もあるけど、どうなるかな…」と心配そうに話す。そして、意を決したかのように「実は(02年に)『次は電流爆破をやろう』という話もあった。実現はしなかったけど。平和のためなら俺はいつでも行くぞ!」と呼びかけた。

 邪道の思いは届くのか。まずは怨敵ポーゴを倒し、自らの存在を誇示したいところだ。

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