〝邪道〟こと大仁田厚(63)率いる「FMW―E」の会見が20日に東京・巣鴨の闘道館にて行われ、招かれざる客の乱入を受けて9月12日の鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)大会のメインカードが急きょ変更となった。

 会見には「女子電流爆破プリンセス・トーナメント」の出場選手が出席し意気込みなどを語り終了。するとその直後、巣鴨に「おい! 大仁田! 女とやる暇あんのかよ!」と物騒な声が響いた。その主は抗争中のシャドーWX改めミスター・ポーゴ。15日の大阪大会での6人タッグ戦で大仁田に勝って勢いづくポーゴが一騎打ちを求め、会見に乗り込んできたのだった。

 9月12日大会で大仁田は鈴季すずと組んでアブドーラ小林、世羅りさ組と対戦予定だったが、このポーゴの挑発を受けて「俺だってわかってるよ。来いよ。一度勝ったくらいでガタガタ言うな。ポーゴ! やってやる! お前とシングルだ」とカード変更を独断で決定。「とことん追い詰めてやるよ」としてやったりで立ち去るポーゴを見送った。

 これによりメインで大仁田とポーゴがシングル戦を行うことが電撃決定。大仁田が出場予定だったタッグ戦は「鈴季、X組VS小林、世羅組」に変更となり、代役のXは大仁田自ら探し出すことになった。