棚橋 AJとのIWGP防衛戦はヨシタツの敵討ち

2015年01月07日 16時00分

防衛会見後、棚橋はベルトを手に自撮りでウットリ

 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(38)が2月11日の大阪ボディメーカーコロシアム大会でAJスタイルズ(36)とのV2戦に臨むことが6日、正式決定した。大阪は昨年11月に棚橋のパートナー・ヨシタツ(37)がAJに首を破壊された因縁の地。同戦で「敵討ち」を予告した棚橋だが、IWGP返り咲きをアシストしてくれたヨシタツへの「恩返し」の意味もあるという。

 

 年間最大興行1・4東京ドーム大会でオカダ・カズチカ(27)との頂上決戦を制した棚橋だったが、翌5日の後楽園大会では前王者・AJのスタイルズクラッシュに沈没。直後に挑戦表明を受け、この日V2戦が正式決定した。

 

 決戦の地は大阪。棚橋は「何かの因縁を感じます。ヨシタツがやられたんでね。敵討ち、弔い合戦…。弔っちゃダメか、ハハッ。とにかくスペシャルな相手。ド派手に防衛したい」と闘志を燃やした。昨年11月の大阪大会では、同じ岐阜出身のヨシタツがAJのスタイルズクラッシュで首を負傷。棚橋はその後の「ワールドタッグリーグ」でヨシタツとのコンビで出撃したが、その時に首の骨が折れる重傷を負っていた相棒は、わずか1戦でリタイアして長期欠場に突入した。

 

 昨年末にお見舞いしたという棚橋は「元気そうでしたよ。もちろん自分でリベンジしたいって思いはあるでしょうけど。俺には一つのモチベーションになります」。ヨシタツの負傷は一概にAJの責任とは言い切れないが、棚橋からすれば敵を取らなければならない相手に違いない。

 

 そもそもヨシタツは棚橋にとってIWGP王座返り咲きの“恩人”でもあった。昨年10月両国大会の王座戦で、AJ率いる「バレットクラブ」のセコンド介入で苦しんでいたところをヨシタツに救出されたことが、逆転勝利の口火となったからだ。

 

「自分だけの力でIWGPに戻ったとは言い切れない。そういういろいろなものを背負って戦うのも棚橋スタイル。どのみちもう一回やらないととは思っていたし、今回は一人で乗り越えて王者だと証明しますよ」(棚橋)

 

 リベンジマッチで返り討ちにしてこそ真の王者。エースの威厳を保つためにも、欠場中の盟友にささぐV2戦は負けられない。