次世代の党を離党し、無所属となった参院議員でIGFの総帥・アントニオ猪木氏(71)が、2015年の世界進出を高らかに宣言した。

 後半戦開始前、恒例の“猪木劇場”に白の紋付き袴姿で登場した猪木氏は「国会で一番学んだことは何かというと、何もしないこと」とあいさつして会場の爆笑を誘うと、来年の抱負を筆で「熱」と書き表した。

 その意味は「来年は熱い熱い年にしたい」。

 議員として新党旗揚げか他党合流か注目される一方で、インド・パキスタンの国境「ワガ」でのプロレス、北朝鮮、キューバ大会などイベントが目白押し。

 さらに「今日はヒョードルが来ている。プーチンさんがヒョードルの大ファン。引退試合にも来ていた。ヒョードルに北方領土のメッセージを持って帰ってもらいたい」と話し、ロシアスポーツ省の参事官を務める“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル氏(38)とのタッグで日露北方領土プロレスの実現にも動くことを明かした。

 2015年に72歳を迎える猪木氏だが、スポーツ外交への情熱は衰え知らず。体がいくつあっても足りない1年になりそうだ。