IGFの大みそか決戦「INOKI BOM―BA―YE 2014」(東京・両国国技館)でIGF王座をかけて激突する王者ミルコ・クロコップ(40=クロアチア)と挑戦者・石井慧(28)が29日、東京・新宿の「アントニオ猪木酒場」で調印式に臨んだ。

 調印式には立会人を務める“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル氏(38)、“戦慄のヒザ小僧”ヴァンダレイ・シウバ氏(38)もおなじみの入場テーマ曲で登場。まるでPRIDE全盛期のような豪華な顔ぶれが揃い、会場は大興奮に包まれた。

 PRIDEで2人と死闘を繰り広げたミルコは、がっちり握手を交わすと「年末なのできっと会場は満席になる。相手はみなさんのヒーローかもしれないけど、ボクをサポートしてほしい。このベルトは必ず来年に持っていきます」と力強く防衛を宣言した。

 一方、“3強”の迫力にやや押され気味の石井も「あさっては化けた石井慧が見られる。会場まで足を運んでください」と応戦。総帥・アントニオ猪木氏(71)からも「『石井の上にも3年』という言葉がある。今日もいい顔している。勝負は勝負で勝たないと」とハッパをかけられ、臨戦態勢を整えた。