赤井沙希 ヤンキー王者打倒へ「極悪特訓」

2014年12月19日 08時30分

赤井(右)は小沢の指導でワルの神髄を叩き込まれた

 東京スポーツ新聞社制定2014年度プロレス大賞で新人賞を受賞した赤井沙希(27)が、俳優の小沢仁志(52)とまさかの「レディース特訓」を敢行した。スターダム23日後楽園ホール大会で世IV虎(21)の持つワールド・オブ・スターダム王座に挑戦する赤井は、ヤンキー王者に対抗するべく「顔面凶器」の異名まで持つコワモテの小沢に緊急弟子入り。ワルの極意を伝授され、プロレス初タイトル奪取を誓った。

 赤井はプロレス大賞で女子選手としては史上初の新人賞を受賞。大きな勲章を手にして後楽園決戦に臨む。「女子で今年受賞させてもらったのが私だけだったので、スターダムの人が面白くないかもしれない。でもジェラシーとかは気にせずに自分は自分の試合をしようと思います」と腕をぶした。

 そんな中で対戦する世IV虎は因縁の相手。昨年8月のプロレスデビュー戦で激突し、今年1月の対戦では初フォールを奪われた。挑戦者に赤井を指名した後も、先月30日のDDT後楽園大会に乱入。傍若無人な振る舞いで直接対決を迫り、さすがの赤井の堪忍袋の緒も切れた。

 必勝を期した赤井は早速、「打倒ヤンキー王者」を果たすべく特訓を開始した。都内の道場に呼び寄せたのは、哀川翔(53)らとともに「Vシネマ四天王」と称される小沢。赤井は2008年に小沢が監督を務めた映画「インモラル―凍える死体―」に出演した縁で親交がある。

「ヤンキーのさらに上を行くなら、これしかないかなって。もともとビビってるわけじゃないけど、さらに度胸をつけるためにも学ぶものがあると思ったので」と緊急合体の意図を明かした。

「顔面凶器」の異名まであるコワモテ・小沢のド迫力に負けじと、赤井は特攻服を身にまとってお出迎え。意外とサマになってしまったため、2人の構図はさながら「極道とレディースの異業種交流会」。赤井は小沢から特攻服の着こなし方、ヤンキー座りの仕方、メンチ切りの極意など、試合で役に立つかは甚だ疑問ながら「ワルの神髄」を1時間以上にわたって伝授された。

 空手二段で数々の喧嘩列伝を持つ小沢も、赤井のプロレス活動を応援していたという。「最初は『アホか』って思ったけどね。新人賞? すごいじゃない。ぺチャパイだからボディープレスも抵抗なくていいんだろ(笑い)。あとコイツは隠れ負けず嫌いだから。芯は強いよ」と、往年の名ボクサー・赤井英和を父に持つ赤井の資質に太鼓判を押した。

 さらにヤンキー王者・世IV虎との王座戦に向け「本当に勝ちてえならチャカでも貸してやるよ、ハハハ。それがダメなら一番いいのは目潰しじゃない? 蹴って殴って絞めて、たまにポロリもあってフォール勝ちだな」とエールを送った。

 充実(?)の特訓を終えた赤井は「身が引き締まる思いです! これ以上の怖いメンチはないでしょ!」と収穫を口にし、世IV虎とのにらみ合いでも勝利を確信。スケジュール調整がつけば当日応援にかけつけるという小沢は「それでフッと(目をそらして)下向いたらシバくぞ!」と、やたらと気合の入ったゲキを飛ばした。

 来年の目標に女子プロレス大賞を掲げる赤井にとって、最初の大一番。スターダムの至宝を強奪すべく、悪女になる覚悟で敵地に乗り込む。