12日のみちのくプロレス後楽園大会で毎年恒例の「宇宙大戦争」が行われ、“ムーの太陽”ことザ・グレート・サスケ(45)&バラモン兄弟(シュウ&ケイ)が、理解不能なぐちゃぐちゃファイトを繰り広げた。

 通常通り、アメと水をぶちまけながら入場したバラモン兄弟だったが、そこに「マスター」ことサスケの姿はない。なんと前日大会終了後、宇宙へ旅立ったというのだ。

 しかし、急転直下、ゴング直前に宇宙服のまま東京・文京区に帰還。その後は竹刀、交通標識、ボウリング球、巨大イルカ人形など粗大ごみに出したらそこそこ料金を取られそうな凶器が入り乱れる、いつもの例のアレに。

 勝手に地球の平和を担うサスケは、ラムジャムの自爆に始まり「脚立+棒」による臨時鉄棒を使ったトレーニングも倒され自爆。おけをかぶってのプランチャももちろん自爆と、自爆のオンパレード。今ホットな紛争地帯よりおっかない展開を見せる。

 完全に死に体になったマスターだったが、バラモンの聖水で無理やり覚醒させられると、最後は3人がかりのサンダーファイヤーで3カウント。「亀は宇宙から来た侵略者」という偏見に基づく抗争に終止符を打った(たぶん…)。

 くしくも次の日曜は衆院選投票日。こんな姿の元県議を見て、若者の選挙離れが加速しないことを祈るばかりだ。