プロレス界の「黒いカリスマ」こと蝶野正洋(57=東スポグループ強化部長)が、“呪われた東京五輪”に黒い救済案を提示だ。決定事項変更と重要関係者辞任が相次ぎ、開幕直前までトラブル続き。そこで23日の開会式では空白の4分間を使ってのおはらいをを提案。また過去のいじめ告白問題で楽曲担当を辞任した小山田圭吾(52)にはあのプロレス団体への入門を勧めるが――。

  でもやっぱり、今回の五輪って魔物がついてるんじゃないの? 都知事は代わるし、エンブレムは変わるし、新国立競技場のデザインは変わるし、トラブルだらけじゃん。(大会組織委員会の前会長)森(喜朗)さんも開閉会式の演出担当(佐々木宏氏)も辞めて、それで直前になって今度は楽曲制作の担当者(小山田)が辞任でしょ。こんな五輪、聞いたことないよ。

 これさ、先に開会式で霊能者とか呼んでおはらいか除霊か、なんか大々的にやったほうがいいんじゃないのかね。俺らのプロレスの興行でもそうだよ。事故とかケガが多い時って、それこそ両国国技館大会の前に神主さんとか呼んで厄払いしてたからね。五輪も厄払いから始まって、各競技場でも神聖な塩をまいてから競技をスタートすると。サッカーの入場でも選手と審判と一緒に神主さんに出てきてもらって、おはらいしてから国歌斉唱してさ。日本が誇る神道を世界に発信するいい機会だよ。

 開会式のオープニング楽曲が白紙になったんだから、ちょうどいいじゃん。4分間くらいあるんでしょ。映像と音楽って、確かに「あおり」として興行を盛り上げるためにはとても重要な役割なんだけど、別に最悪なくても五輪の開会式は成立する。だったら空いた時間で、日本中から神主100人くらい呼んでおはらいしたほうが、大会の成功につながったりしそうだけどな。

 あと小山田さんに関して言わせてもらえば、ハンディキャップのある人間をいじめるなんてそもそもあり得ないよ、人として。それを自慢話として出してるの? おかしいんじゃないのと思うよね。それに本当にその後、反省してるなら、障がい者の人を支援する活動をするとか、何かしておくべきだったよね。

 なんでこういう人を選んだのかっていう組織委員会の責任はもちろんあるけど…。ここで選ばれるくらい才能のある人なんだったら、本業と並行して、これからでもいいから何か活動したほうがいい。そうしないと辞任が形だけのものになっちゃう。俺の知り合いに「いじめ撲滅」を世間に訴え続けている大谷晋二郎という男がいるから、ぜひ紹介してあげたい。本当に反省してるなら今からゼロワンに入団して、いじめ撲滅のため尽力する姿を見せてほしいね。

 もちろんやるからには成功してほしいよ。個人的には陸上やバスケに注目してるし、メダル50個くらい期待してるからな。…おっと、あんまり「呪われた五輪」について深く言及してると、失言が重なって俺まで東スポグループ強化部長をクビになったりしかねないから、今日はこのへんでお開きだ! アイアム・チョーノ!