【プロレス大賞:功労賞】2月11日のダイヤモンドリング後楽園ホール大会を最後に引退した佐々木健介(48)に功労賞が贈られた。
1986年2月にジャパンプロレスでデビューした健介は、新日本プロレスでIWGPヘビー級王座を5度戴冠。さらに全日本プロレスでは3冠ヘビー級王座、ノアではGHCヘビー級王座に就き、史上初めて主要3団体のシングル王座すべてを獲得する偉業を成し遂げた。だが、2・11後楽園大会で愛弟子の中嶋勝彦(26)に敗れ、突然の引退発表となった。
健介は「自分の頑張りじゃなく、関係者に仲間のレスラーたち、そしてファンがいてくれたから、功労賞をいただけたんだと思う」と話した。現在はプロレス界とは距離を置いているものの、現役時代と変わらず毎日トレーニングを積んでいる。
だがリングへの未練については「ないね。後悔も悔いもない。来年は新しい自分を見つけたいね」。またマット界の未来を担う後輩たちには「自分のため、応援してくれるファンのために精進して、練習、試合をやってほしい」とエールを送った。