<全日本プロレス大阪大会=6日>セミで渕正信の「デビュー40周年記念試合」が行われ、“邪道”大仁田厚と同期タッグを結成。ウルティモ・ドラゴン、金丸義信組と対戦した。

 和田京平レフェリーを呼び込み3ショットを演出するなど、約30年ぶりのタッグ結成に“改心”したかに見えた邪道。試合でもバックドロップとサンダーファイヤーの共演など息の合った様子を見せ、最後は大仁田の毒霧のアシストを受けた渕が金丸を丸め込んだ。

 だが、試合後はいつもの邪道に逆戻りだ。やおらマイクを握ると「一つ頼みがある! 1月23日、大阪で電流爆破をやる。受けてくれませんか。僕も来年40周年なんです!!」と強引に渕に参戦要求したのだ。これには渕も「頑張ってくれ」とはぐらかすしかなかった。

 控室で渕は「でも、40周年のいい思い出になった。初めはやろうかやるまいか迷ったが、やってよかった。お互いにわが道を行って交わらなかったのがプライドだったところもある。今夜の試合だけを大事にしたい。試合は終わったけど、もうちょっとやりたい気分ではあったね」と感慨にふけっていた。