<ディック東郷のワールドツアー第9戦>ベルギーで鶴見さんの名前を聞くとは…

2011年10月19日 13時27分

2011年10月15日。
ベルギーに入る1週間前、俺はベルギー中の団体を片っ端から調べ、ホームページにある連絡先にメールを送った。
一つはTAJIRI が出場するBCCという団体。すでに、カードにはTAJIRI 、シェルトン・ベンジャミン、クリス・マスターズなどの元WWE勢が名を連ねていた。しばらく返事を待ったが連絡がなく、諦めることに。2つ目の団体は、自分の滞在期間中に興行がないという事で断念。最後にBCWF という団体にダメ元でメールを送ってみた。すると、ベルモというプロモーターから返事がきた。
事情を説明すると試合をさせてくれるという。
奇跡的に試合が決まった!
こうして俺は、BCWFという団体に出場する事が出来た。

試合会場は、ブリュッセルから車で1時間30分ほどの場所にある、『クーケラーレ』という町の住宅街にある小さなバー。

会場に着くと、すでに椅子が並べてあり、席数を数えたら50席(一面だけ)ほどだけ。
近くでBCCが大きな興行をしていて、勝ち目がないので、小さい会場にしたらしい。

試合開始は午後8時30分。

対戦相手は地元のマット・スコーピオンという選手。

まだ20歳の青年だ。俺のキャリアと同じ年。そんな新人に負けるわけにはいかない。
ダイビングセントーンを出すまでもなく、ぺディグリーで勝利!

試合後の食事会で、プロモーターのベルモさんと話をする。ベルモさんは昔、『ベルモ・サルバトーレ』というリングネームで活躍した元レスラー。国際プロレス時代に来日している。そんなベルモさんの口から「ゴロー・ツルミは生きてるか?」という質問が飛び出した。
まさか、ベルギーで鶴見さんの名前を聞くとは。

まだ元気にプロレスを続けている事を伝えると、とても驚き、信じられないような様子。

続けてDDT両国大会で、焼き鳥を焼いていた事を伝えると、頭を抱えて

「なぜ?なぜ焼き鳥を!?」

と、問い詰められた。コレには答えられず、ベルモさんを混乱させてしまった。
これは、言わなくていい情報だったかもしれない(笑)
鶴見さんとは一緒にヨーロッパをサーキットしたり、日本で戦った事もあるようで、懐かしそうに当時の話をしてくれ、「ゴローは大事な友達だ」と言っていた。

小さな団体だが、ベルモさんの人柄を感じさせるアットホームな団体だった。

鶴見五郎さんへ。
ベルモさんが「くれぐれもよろしく」と言ってました。会いたがっていましたよ!