<ディック東郷のワールドツアー第3戦>「気持ちの良い勝利…次はイギリスだ」

2011年08月29日 13時15分

2011年8月27日

大会2日前、AWF代表のグレッグから、メールが届いた。

「スペースボーイというのが、午後4時にホテルに迎えに行きます。」

スペースボーイ・・・
宇宙飛行士みたいなのがやってくるのだろうか?
ちょっと、想像してしまった(笑)

大会当日、午後4時にホテルのロビーで待っていると、ゴツいやつがやって来た。
スペースボーイだ!と思い、立ち上がると、横を素通りしてフロントへ行ってしまった。

なんだ、違ったか・・・

待つこと10分。一人の青年が近づいて来て「トーゴーサン、アイム、スペースボーイ」と名乗った。
あまりに、普通の風貌でびっくりした。
最初に見た人が、一番レスラーっぽかったな。

会場まで1時間位と聞いていたが、渋滞で2時間近くかかった。

今日の会場は、ブラックタウンという街にある『BLACKTOWN RSL』という多目的ホール。

午後7時試合開始で会場に着いたのが、午後6時。控室で挨拶や着替えを済ませ、リングの感触を確かめる。団体によってマットの固さ、ロープの張りや高さが全然違うので、リングのチェックは重要な仕事だ。

すぐに、開場時間になった。
今日は全部で10試合。俺はメーンでタッグマッチ。出番まで暇だったので、ステージの隅から試合を見る。前半戦は見てて結構つらい試合が多かった。

お客さんの入りはというと、500人位は余裕で入りそうな会場に200人ちょっとかな。ちょっと寂しい入り。
グレッグは、「今日は大きなラグビーの試合と重なってしまったんだ」と言っていた。
それと「WWEが毎日の様にTV放送し始めてから、お客さんが会場に足を運ばなくなった」と嘆いていた。
オーストラリアのプロレス業界も厳しい状況のようだ。

午後10時を回り、いよいよ俺の出番。

持参したMDが機械に合わなかったようで、自分のテーマ曲での入場とはならなかったが、スクリーンには大きくDICK TOGO の文字が映し出されている。

リングに上がり、リングアナがコールをすると、客席から拍手が沸き起こる。
どうやら、歓迎されているようだ。しかし、相方には凄いブーイング!かなりの嫌われ者らしい。
そして、対戦相手がコールされると大きな声援に、黄色い声まで飛んでいる。・・・確かにイケメンだ。黄色い声を聞くと、いたぶりたくなる。どうやら相方も、同じ気持ちらしく、阿吽の呼吸でヒールファイトを展開した。中盤シルバーブレットを出すと、場内が歓声に包まれた。
そこからは『TOGO!』の声援が聞こえ始める。

最後は、ジェイ・ロウのスープレックスに、すかさずコーナーに上がりダイビングセントーン!
スリーカウントをとる。

【結果】
Jay Law & Dick Togo vs Iron Ben Coles & Powerhouse Theo

○Dick Togo (ダイビングセントーン→体固め)●Iron Ben Coles

オーストラリア最後の試合で、やっと気持ちの良い勝利を手にする事が出来た。
これで、心置きなく旅立てる。

次に向かうは、イギリス!待ってろよ、愉快なロンドン!