新日本プロレスの矢野通(36)が26日、来年2月22日の「東京マラソン」に参加することを明かした。

 矢野は9月下旬から自身が経営するスポーツバー「エーブリエタース」(東京・千代田区)で「東京マラソンへの道」なるプロジェクトを開始。チャリティーランナーとして同マラソンに参加するために必要な10万円の寄付を集め、10月下旬までにエントリーを済ませたという。

 矢野といえば新日本きっての悪党かつ怠け者で、寄付にもマラソンにも縁遠い人物といえる。一体なぜこんなことを…。矢野は「皆の思いと夢を乗せて走る。それ以外に理由なんてあるか? バカヤローが、くだらねえこと聞くんじゃねえ!」ともっともらしく説明したが、普段の行いからしてウソであることは明白だ。

 となると単なる売名活動である可能性が最も高い。矢野は近年、プロレスDVDのヤリ手プロデューサーとしてヒットを連発。経営するバーとDVDのPRをするために、東京マラソンという国民的行事を利用し“走る広告塔”という役割でも担うつもりだろう。

 ちなみに持久走の経験も日大レスリング部時代に「10キロくらいは走っていた。(新日本に)入門してからはロクにやってねえな」という程度。もちろん当日に向けた特訓などするつもりもなく「目標タイム? そんなのねえよ」と言い切った。

 仮に当日、新日プロの興行が入れば辞退する意向だといい、それならただ寄付をした「いい人」にもなり得るのだが、現段階では「オフの可能性が高い」(団体関係者)。せめて周囲に迷惑をかけないことを祈るばかりだ。