杉浦&将斗が昼夜Wヘッダー防衛に成功

2014年11月25日 16時00分

杉浦(左)と田中(右)がヨネにエルボーの乱れ打ち

 もう止まらない。ハレンチ王がシングル王座にも王手をかけた。24日、杉浦貴(44=ノア)が田中将斗(41=ゼロワン)との弾丸ヤンキースで、前代未聞のタッグ王座防衛戦昼夜ダブルヘッダーを強行。見事2連勝を飾って丸藤正道(35)の持つGHCヘビー級王座挑戦(12・6有明コロシアム)に大きく弾みをつけた。

 

 まずは昼に行われたゼロワン後楽園大会で佐藤耕平(37)、鈴木秀樹(34)組を相手にNWAインターコンチタッグの防衛戦を行った。「ここは俺のリング」とばかりに田中が躍動。序盤は挑戦者組のエルボーで押し込まれたが、ヒジで負けるわけにはいかない。杉浦の五輪予選スラムのアシストからスライディングDにつなぎ、がっちりフォール勝ちを決めた。

 

 次はわずか6時間後だ。同会場のノア大会でGHCタッグ防衛V4戦に臨んだ。挑戦者は丸藤、モハメド・ヨネ(38)組。今度は杉浦が全面に出る展開になる。丸藤のチョップにはエルボー、蹴りにはスピアーで応戦。最後は直接フォールこそ奪えなかったが、ヨネに豪快な五輪予選スラムを決めて、ヤンキースが1日2タイトル防衛の快挙達成に成功した。

 

 主要タッグ王座で初の偉業達成に杉浦は「長い一日だったが、終わってこういう結果が出て最高!」と汗をぬぐいながら話した。さらには「12時間も同じ会場にいた。(田中と)愛が芽生えそうだよ」とニヤリ。最近は正統派を気取っていたものの、この日ばかりはハレンチ王らしさを全開にさせた。

 

 それもそのはず。12・6決戦へ向けての収穫もあったからだ。丸藤については「知り尽くしてるんで、この試合で『見えた』というものはない」と前置きしながらも「誰もやってないような壁を乗り越えたんだから、王座戦にも、今後のレスラー人生にも自信になったのは間違いない」と断言した。

 

 勝てばタッグ2冠と合わせて3冠王。「特に警戒するとすればヒザと独特のひらめき。でもあくまで『特に』なんで」とダブル防衛直後でも気の緩みはない。先のグローバルリーグ制覇から快進撃が止まらない杉浦。最強の挑戦者として有明のマットに立つ。