全日・秋山社長「いずれ大阪で3冠戦も」

2014年11月30日 09時00分

熱い胸中を語った秋山社長

 現在開催中の全日本プロレス、暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」優勝戦(12月6日、大阪・ボディメーカーコロシアム第1競技場)へ向けて、秋山準社長(45)が熱い胸中を語った。

 7月にスタートした秋山社長率いる新生・全日本プロにとって、12・6決戦は初の大阪でのビッグマッチとなる。8チームで争われている「世界最強タッグ決定リーグ戦」の最終戦で、メーンでは優勝決定戦が行われる。秋山、大森隆男(45)組の王座返上により、優勝チームは第68代世界タッグ王者として認定される。もちろん秋山組が退路を断って臨んだのも、奪還の自信があるからこそ。最終戦の相手は、曙(45)、吉江豊(40)組だ。

 秋山:今の全日本は、大阪で大事な試合が多いでしょ? これからもますます重要な大会になる。最近、大阪の興行熱が熱くなっているから、最後は大阪に行こうというのがある。俺と大森はまず、優勝戦線にからんでおかないと。向こうもそう簡単には勝たせてくれるとは思わないけどね。

 全日本にとって、東京と並んで大阪は最も重要な地域だ。「王道トーナメント」決勝(9月28日)も大阪・ボディメーカーコロシアム第2競技場だった。潮﨑豪(32)と諏訪魔(38)がヘビー級同士の熱い試合を展開し、王道マットの新しい方向性を示した。

 また、大阪府和泉市出身の秋山にとっても、特別思い入れのある場所だ。1992年に全日プロに入門する前、地元で生観戦したのは幼少時に大阪府立臨海スポーツセンターで見た試合だけ。だが、周囲にはプロレスファンも多く、常にプロレス熱を感じていた。特に忘れられない試合が95年の阪神・淡路大震災のわずか2日後に行われ、5600人満員のファンを集めた全日プロ・大阪府立体育会館(現ボディメーカーコロシアム)大会だ。

 秋山:とにかくメーンの3冠ヘビー級戦でやった小橋(健太)さんと川田(利明)さんの試合がすごかった。大会をやるか分からない状況で結果的にやったんだけど、終わった時に「やって良かった」と思ったしね。あれで震災の被害に遭われた方に勇気を与えただろうし、みんな喜んで帰ってくれた。プロレスが持っている力がすごかった。


 後援会や親族の大応援団が駆けつける大阪大会では、秋山自身も力が入る。2012年1月22日のノア大阪大会後のコメントをキッカケに、痛烈なフロント批判を繰り広げたこともあった。「デビュー20周年興行」(同年9月17日)に選んだのも大阪だった。

 秋山:地元で試合をするのは普通ではないですよ。フロント批判? いろんなことがあったけど、大阪は俺を熱くさせてくれるんだよ(笑い)。お祭りが好きな地域だから、試合でも大暴れした方がいいのかもしれないね。生まれ育った地域だし、俺としても、全日本としてもこれからも大事にしていきたいし、いずれは3冠戦も大阪でやりたいね。

 まずは12・6大阪で世界タッグ王座奪還。そして自身では初となる故郷での3冠戦。秋山は暮れの祭典を機に、大阪でのフル回転を狙う。