新日プロ「21年ぶり大阪城ホール大会復活」の狙い

2014年11月29日 09時00分

大阪城ホールへの進出は実に21年ぶりとなる(1994年9月)

 新日本プロレスは来年7月5日、同団体として21年ぶりに大阪城ホール大会を復活させる。同団体の手塚要社長(42)は本紙のインタビューに来年の展望を激白。「2015年は西を攻める」と掲げる新日プロの狙いと、大阪城ホール再進出にこめられた思いを明かした。

 ――8日の大阪大会で大阪城ホール再進出を発表した。ボディメーカーコロシアムを主要会場としてきた近年のビッグマッチから、大きなステップアップになる

 手塚社長:大阪(でのビッグマッチ)は今年4回やって4回とも(超満員)札止め。熱が高まってる中で、キャパが足りないと。大きな会場を探してましたし、担当が足しげく通ってた成果もあって会場が取れました。

 ――いつごろから考えていたのか

 手塚社長:去年の秋口からいけるかなという手応えはありました。新日本が復調傾向にあるなかで、大阪はイチ早くいい数字も出てましたし。

 ――「西を攻める」が来年のテーマだというが

 手塚社長:厳密に分けてるわけではないんですが、今年は横浜アリーナ(11年ぶりに復活)もあり、G1は札幌で開幕し決勝が西武ドームと、東日本の部分が充実していました。西を攻める象徴としては大阪になりますからね。

 ――6月の大阪「ドミニオン」は上半期の総決算として1月4日東京ドーム大会に次ぐビッグマッチという印象だった

 手塚社長:より大きく育てていきたいですね。大阪発全国というのをできると思う。利便性を考えると(会場が)大きくなればなるほどお客さんは見えにくくなってしまったりするんですが、その分演出は派手にできる。今後もキャパだけで選ぶのではなく、いろいろな会場を使ってみたいんですよ。

 ――21年ぶりの大阪城ホール復活で、今後の展望も開けるのでは

 手塚社長:21年の数字は感慨深いですね。5月には福岡の「レスリングどんたく」(詳細未定)もありますし、西を攻めて新日本プロレスを全国的に広めるための夏の陣というところですね。

 ――業界の盟主としての使命感もあるのでは

 手塚社長:盟主うんぬんはあまり意識していなくて、新日本プロレスとしてできることはやらないといけないと思うんですね。まだまだプロレスファンを増やし続けていかないと。切磋琢磨は必要だと思いますが、先陣を切ってお客さんを増やしていくことは役割なのかなとは思います。

 ――新日本の人気再燃を全国に広めるためにも重要な大会になる

 手塚社長:僕が以前いたアニメ業界は今でこそ大きな市場になりましたが、1990年代は不遇の時代だったんです。コミケも秋葉原も、敬遠されてきながらも活動を継続したことでお客さん同士のつながりもできてきた。それを考えるとプロレスにはもともと市民権があったわけですから。継続していくことで広めていかないといけないと思います。