新日Wタッグリーグ開幕も棚橋一夜で終戦

2014年11月23日 16時00分

黒星の上に、パートナーのヨシタツが故障を悪化させて戦線離脱。棚橋にとっては悪夢のような開幕戦となった

 新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」(22日、東京・後楽園ホール)は大波乱の幕開けとなった。IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(38)とヨシタツ(37)の「ザ・ワールド」が黒星スタートとなり、試合後にはヨシタツの戦線離脱が決定。なんとわずか1試合で、棚橋のタッグリーグ戦は終了した。

 

 やはり鬼門だった。Aブロックの棚橋組は開幕戦でオカダ・カズチカ、YOSHI―HASHI組と対戦。IWGP王者の棚橋にとっては、来年1月4日東京ドームの王座戦で迎え撃つオカダとの前哨戦になった。先発の棚橋はそのオカダと対峙したが、いきなりコーナーのYOSHI―HASHIに襲われる。

 

 連係で上回る相手に防戦一方で、完全にチームを分断された。唯一繰り出した合体技もダメージを与えられない。最後はオカダのレインメーカーで棚橋がダウンしたスキに、ヨシタツがオカダのレッドインク(変型ラクダ固め)で敗れた。

 

 試合後はオカダから「新日本プロレス史上最大の一戦をやってやりましょう!」と無理やり起こされ、パイルドライバーを食らってリング上に大の字に…。棚橋は若手に肩を借りながら控室に消えた。

 

“悪夢”はこれだけで終わらなかった。試合後に「(8日大阪大会の)AJスタイルズ戦で首に傷を負っていて、レッドインクは効いた…」と口にした相棒のヨシタツがこの日深夜、首の負傷によりシリーズ全休が決定。残るワールドタッグリーグ公式戦は全戦不戦敗になった。前哨対決でオカダにパートナーを“破壊”された格好だ。

 

 試合前から棚橋も「シンプルに言うとタッグは苦手」と漏らしていた。2005年10月に中邑真輔と保持していたIWGPタッグ王座から陥落後、3度も挑戦に失敗していたからだ。今回もタッグのタイトルに触れることすらできず、リーグ戦としては最悪の結末。東京ドーム決戦に向け、IWGP王者に暗雲が垂れ込めてきた。