世界最大団体のプロレス団体・WWEは1日(日本時間2日)、覆面レスラーとして90年代の全日本プロレスでも活躍したパトリオットさん(本名デル・ウィルクス)が死去したと発表した。死因は心臓発作で、59歳だった。

 アメリカンフットボール選手として活躍していたパトリオットさんは1988年にAWAで「ザ・トルーパー」のリングネームでデビュー。1990年に全日本プロレスに初来日した。

 その後、星条旗を基調としたマスクとコスチュームの覆面レスラーに転身し、92年5月から全日本に参戦。93年にはジ・イーグルとのコンビで第60代アジアタッグ王者に輝いた。

 94年にはWCWに移籍し、WCW世界タッグ王座も獲得。95年から再び全日本を主戦場とし、96年10月には小橋建太と組み世界タッグに挑戦した。97年にジョニー・エースを加えたトリオで「グローバル・エネルギッシュ・タフ」を結成するも、その後WWF(現WWE)に移籍。引退後は自動車販売の仕事をしていたという。