コロナもユーチューバーも全部爆破じゃ! 新団体「FMW―E」の旗揚げ戦「インデペンデンス・デイ」(7月4日、神奈川・鶴見青果市場)を控える〝邪道〟大仁田厚(63)が、30年前に行われた伝説の「地雷爆破デスマッチ」を旗揚げ2戦目の大阪大会で復活させると明かした。さらに、どんちゃん騒ぎで〝炎上中〟のユーチューバー31人には怒り心頭で…。

 旗揚げ戦で大仁田はリッキー・フジ、藤田ミノルと組んでアブドーラ小林、宮本裕向、怨霊組と対戦する。「有刺鉄線電流爆破+バリケードマット地雷+電流爆破バット+電流爆破テーブル」という、言ってしまえば視界に入るものをだいたい爆破する地獄のデスマッチで「とにかく危険だから。俺自身、無事に生きて帰れるかどうかわからん」と力を込めた。

 悲壮な覚悟を固めた一方で、すでに旗揚げ2戦目を8月15日に大阪・花博記念公園鶴見緑地で開催することを決めている。大阪と言えば、今は亡きライバルの〝極悪大魔王〟ミスター・ポーゴさん(享年66)と伝説の「有刺鉄線バリケードマット地雷爆破デスマッチ」を1991年5月に行った地だ。仕掛けられた地雷48個全てが大爆発し、凄惨な戦いが繰り広げられた地獄絵図から、今年はちょうど30年になる。

 大仁田は「あの戦いから30年だし、同じ大阪で地雷デスマッチを再現しようと思ってるんだよ。あのころの数倍の爆破の威力で。俺は過去にすがることしかできないめめしい男ですから」とニヤリ。さらに「大阪でわれこそはというものは地雷デスマッチに名乗りを上げてこい!」と求めた。

 さらに邪道は「大阪もコロナで苦しんでるからね。少しでも爆破でみなさんに楽しんでもらえれば」とした上で「コロナと言えば、許せんことがある。あのユーチューバーじゃ!」と激高だ。

 緊急事態宣言下にもかかわらず人気ユーチューバーが31人も集まり、密な環境でらんちき騒ぎを繰り広げたと「文春オンライン」が報じて問題となったが、これにお怒りの様子。邪道は「あれはダメ。みんなが我慢してるのに、全員の登録者数を合わせれば1000万人を超えるような影響力がある人たちが集まってさ。マネする人間が出てきかねないじゃないか」と力説する。

 さらには「謝罪動画とか出してるみたいだけど、見るのはファンの人たちだけだから意味がない。普段、接しない人たちに謝罪しないと。うちは彼らにその場を提供することができるぞ。電流爆破を受けて謝罪の気持ちを表すのもいいんじゃないか? まずは(旗揚げ戦の)鶴見に見に来てみればいい」と話した。

 終わってみれば、地雷爆破戦志願者とユーチューバーに来場を呼び掛け。旗揚げ戦は混沌を極めること間違いない。