GHC挑戦の杉浦が丸藤のヒザを異常警戒

2014年11月17日 16時00分

丸藤(左)の虎王をエルボーで迎撃する杉浦

 12月6日のノア有明コロシアム大会でGHCヘビー級王座に挑戦する杉浦貴(44)が、王者・丸藤正道(35)の必殺・虎王(二段式ヒザ蹴り)を異常警戒している。16日の横浜大会で杉浦は丸藤との前哨タッグ対決に臨んだ。序盤はともにレスリング出身者らしく激しいグラウンドの攻防を繰り広げたが、10分過ぎに杉浦が放った五輪予選弾がかわされた直後だ。カウンター気味に丸藤の虎王を食らい、大ダメージを負ってしまう。2発目は何とかエルボーで迎撃に成功し、自軍が勝利を収めたものの、試合後の杉浦は険しい表情だった。

 

「ヒザを一発食らってしまったし、そこは対策を練っている」

 

 杉浦が一番恐れているのが虎王だ。丸藤は過去4度の防衛戦のうち、2試合を虎王で決めている。だが「あの時のことがあるからヒザには嫌な印象がある…」と話すように、挑戦者は大のヒザ嫌いなのだ。

 

「あの時」とは2008年9月28日の総合格闘技イベント「戦極」の代々木大会。柔術家のシャンジ・ヒベイロ(33)と対戦した杉浦は、終盤に相手のヒザでまぶた付近を裂傷。試合はドクターストップによるTKO負けで12針を縫った。「リングドクターが『骨まで見えてるねえ~』と言った言葉が忘れられない。総合のスパーリング中にヒザが入って鼻骨を骨折したこともあるし…」

 

 V5戦でも丸藤が虎王を連発するのは確実で「エルボーで対抗するしかない」(杉浦)。王者はレスリング時代の杉浦に恐怖心を抱いており、互いに過去のトラウマを抱えたまま有明決戦に向かうことになった。