GHC王者の丸藤が挑戦者・杉浦に強烈トラウマ

2014年11月15日 16時00分

丸藤は現在も挑戦者の杉浦を「怖い」という

 ノアのGHCヘビー級王者・丸藤正道(35)が14日、杉浦貴(44)を迎え撃つV5戦(12月6日、東京・有明コロシアム)にかける思いを激白した。「運命の一戦」と位置づけた杉浦戦には特別な感情を抱いているという。王者の意外な“トラウマ”とは――。

 

 年内最後のビッグマッチで丸藤は、グローバルリーグ戦覇者の杉浦と対戦する。驚いたことに2人がシングルのベルトをかけて戦うのは初めて。丸藤は「実はノアの選手では一番古くから知っている。その杉浦貴とタイトル戦で戦う日が来るなんて運命だね」と話す。

 

 出会いは丸藤が埼玉栄高校3年生の時。レスリング部で活躍した丸藤は国体メンバーに選ばれ、大東文化大で行われた合宿に参加した。高校、大学、そして自衛隊に所属するレスリングの猛者たちが集まるなか「あれだけたくさん人がいたのに、危険な雰囲気を醸し出していた。スパーリングなんかやったら、殺されると思った」。その男こそ当時自衛隊レスリング部に所属し、国体でも優勝した杉浦だった。

 

 高校卒業後の1998年に全日本プロレスに入門した丸藤に対し、杉浦のプロ転向はその2年後のこと。「ヤバイのが入ってきた。将来的なライバルになるというより、やられると思ったね」と、9歳上の“弟弟子”になった杉浦には恐怖心しかなかったという。

 

 現在はともに団体をけん引する立場になり、ライバル関係にある2人。だが、当時の衝撃を鮮明に覚えている王者にとって史上最強の挑戦者だ。「あの時もそうだし、今も今の怖さがある。個人的なドラマだけど、今まで以上に思い入れのある試合になる。そういうのも試合に出てくると思う」。運命の12・6有明決戦に向け、王者の鼓動が高まり続けている。