1・4ドームで中邑にIC王座挑戦の飯伏「狂い散らかせる!」

2014年11月11日 16時00分

満を持して中邑の王座に挑む飯伏(右)

 新日本プロレス来年1月4日の東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(34)に飯伏幸太(32)が挑戦することが10日、正式発表された。東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞ベストバウトを受賞した2013年8月のG1公式戦以来となる再戦。「久々に狂い散らかせる」とキテレツな宣戦布告を放った飯伏だが、その裏にはかつてない経験をした同戦で芽生えた、中邑への特別な感情がある。

 

 飯伏は8日の大阪大会でV1直後の中邑をジャーマンで急襲。ドームでの王座戦が決定した。この日の会見では「中邑さんだったら狂い散らかせるのかな?って思いますね。久々に」と、独特の言い回しで闘志を見せた。

 

 中邑に対しては特別な感情がある。前回の対戦では飯伏の中に潜んでいた狂気が覚醒し、壮絶な打撃戦を展開。プロレス大賞ベストバウトを後に受賞する華やかな評価とは裏腹に、死力を尽くした激闘直後は放心状態となり、宿舎ホテルのベッドで一歩も動けなかった。「気がついたら5時間くらいたってたんスよ。コスチューム姿のまま…あんな経験は初めて」(飯伏)

 

 私生活を含め周囲を巻き込む破天荒な行動が多い飯伏は、常に危険人物扱いされる。そして実際に危険だ。だが中邑との試合で、初めて「おかしな部分」と自身が表現する、全ポテンシャルを同時に引き出されたと明かす。「モチベーションが高い位置での緊張感があって、高揚し過ぎたというか。このレベルでの『クレージー』は見たことないというか。もともとリスペクトしてましたけど、異常なリスペクトに変わりましたね」と、唯一無二の存在である中邑との再戦は常に狙っていたという。

 

 同大会のメーンで行われるIWGPヘビー級戦(棚橋弘至対オカダ・カズチカ)は一昨年のベストバウトで、近2年の新日プロ躍進を象徴する黄金カード。一方でIC戦は、異端児同士ゆえに当人でさえ予測不能の要素が多い。「前回の種類だけが自分のおかしな部分ではないので。まったく違った感じの試合になるかもしれない」と笑みを浮かべた飯伏が、再び禁断の領域に足を踏み入れる。