オカダが棚橋とのタッグ戦に燃える“ある事情”

2014年11月07日 16時00分

レインメーカー基金のためにも、オカダは大阪決戦で棚橋に必殺の一撃を叩き込む決意だ

 新日本プロレス8日の大阪大会でIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(37)とのタッグ戦に臨むオカダ・カズチカ(26)が、同戦にかける決意を明かした。来年1月4日の東京ドーム大会で棚橋への挑戦を控えるオカダだが、大阪決戦をただの前哨戦で終わらせるつもりはない。「変な姿は見せられない」とタイトル戦さながらの闘志を燃やす裏には、ある“事情”が秘められていた。

 

 G1覇者として1・4ドーム決戦でIWGP王座に挑戦するオカダは、今シリーズから王者・棚橋と前哨戦に突入。最終戦の大阪大会ではYOSHI―HASHIと組み棚橋、飯伏幸太組と対戦する。「新しい棚橋さんが見たいですね。でも今のところ以前からの進化が感じられないっすから。僕がいろいろなところを破壊して引き出してやろうかな」と不敵な笑みを浮かべた。

 

 さらにオカダにとって大阪の前哨戦は、単にドームに向けて勢いをつけるためだけでは終わらない、必勝を期す理由がある。オカダは今年から「レインメーカー基金」として同技で勝利するごとに3万円を公益財団法人「がんの子どもを守る会」に寄付している。これは伯父・田端勝利さん(65)が大腸がんに、その孫の田畑毅(たける=14)君も左足の骨肉腫に侵され、2人の身内が闘病する姿を見たのがキッカケで設立したもの。今回の大阪大会には地元在住の毅君を招待しているというのだ。毅君にとっては今回が初めてのプロレス生観戦になるという。 オカダは「もともと見たい見たいと言ってくれていたので。今は体調もいいんじゃないですかね。変な姿は見せられないなと思います」と、闘志を燃やした。

 

 凱旋帰国当初の2012年1月から長期抗争を繰り広げている棚橋には同技を研究し尽くされている感もあり、今シリーズは完全に封じ込まれている。だがオカダは「(毅君は)レインメーカーという技に、もうひとつの意味を持たせてくれたキッカケなので。進化したレインメーカーで今の王者を倒す姿を見せられたら」とキッパリ。今夏のG1制覇の原動力にもなった右腕に込めた決意を爆発させるつもりだ。