3日の新日本プロレス岐阜大会で行われた「スーパージュニアタッグトーナメント」決勝戦は米国・ROHのボビー・フィッシュ(38)、カイル・オライリー(27)組がマット・ジャクソン(29)、ニック・ジャクソン(25)組を破り、初優勝を果たした。

「レッドドラゴン」の異名を誇る現役ROH世界タッグ王者組は、フィッシュがキックボクシング、オライリーが柔術に精通するなど引き出しが多い。前年度の覇者「ヤングバックス」との決勝戦は、かなり地味な組み合わせながら、高度な攻防が展開された。

 孤立したオライリーが集中砲火を浴びるも、フィッシュがニックに雪崩式開脚バスターを浴びせ形勢逆転。絶好のアシストを受けたオライリーも鋭い打撃を連発し、最後はチェイシング・ザ・ドラゴン(キックとブレーンバスターの合体技)で3カウントを奪った。

 新日プロ初参戦となった8月西武ドーム大会ではIWGPジュニアタッグ王者のKUSHIDA(31)、アレックス・シェリー(31)組に挑戦したが、苦杯をなめた。今回8チーム参加のトーナメントを制し、8日大阪大会での再挑戦権を得た。2人は「リベンジの時が来た。大阪でIWGPジュニアタッグのベルトを取る」と高らかに宣言した。