ハルク破竹のドリーム王座V3

2014年11月03日 16時00分

必殺のリバースE.V.Oを決めるハルク(右)

 ドラゴンゲート2日の大阪・ボディメーカーコロシアム大会で、オープン・ザ・ドリームゲート王者のB×Bハルク(34)が戸澤陽(29)の挑戦を退けて3度目の防衛に成功した。今年7月の神戸大会で初のドリーム王座獲得以来、破竹の快進撃を続けるハルクには、団体の「顔」としての自覚が芽生えてきている。業界屈指のイケメン戦士として注目された若手時代からの変化とは――。

 

 2004年入門の同期・戸澤との王座戦。序盤から猛攻を受けたハルクは、戸澤の必殺技パッケージ・ジャーマンを食らってしまう。

 

 それでも王者の意地で3カウントを許さないハルクは、ファーストフラッシュ(トラースキック)で反撃に出る。リバースE.V.O(変型エメラルドフロウジョン)を炸裂させると、最後は奥の手・フェニックススプラッシュで激闘を制した。

 

 7月の神戸大会で、団体最高峰のドリーム王座を初戴冠。新エースとして快進撃を続けるハルクだが、ここまでの道のりは葛藤の連続だった。

 

 デビュー間もない時期から業界屈指のイケメン選手として注目され「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)や「新春かくし芸大会」(フジテレビ系)など人気バラエティー番組にも出演。若手レスラーとしては異例の露出に、逆に戸惑うことが多かった。「レスラーとして見てほしかったし、見てくれとか関係ないと思って『嫌だな』という時もありました。窮屈というか。そもそもイケメンなんかじゃないですから」

 

 しかし団体をけん引する立場となった今では「そういうのを気にしていたことが恥ずかしい」と思うようになった。決戦直前の10月下旬には巡業の合間を縫って「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)の撮影に参加するなど、苦手だったリング外の活動にも積極的になっている。「王者として、外に広めていくことも大事。そういう活動も増やしたい。バラエティーとかにもまた出たいですよ」と、プロレスを世間に発信していくことに意欲を見せている。

 

「まだまだこれから。俺はもっともっと上を目指しますよ」と宣言したハルク。エースとしての自覚と責任感が、さらなる成長を後押しする。