W―1「HOLD OUT」(11月1日、東京・両国国技館)に出場するドス・カラスJr.ことアルベルト(37)が30日、成田空港着の航空機で優雅に来日した。

「アルベルト・デル・リオ」のリングネームで2012年8月のWWE日本ツアーに参加して以来、2年2か月ぶりに来日した元WWEヘビー級王者は「ジャパンに来るのはいつも楽しみにしている。楽しませてもらうよ」と白い歯をみせた。

 だが、一騎打ちで対戦する船木誠勝(45)について聞くと、表情が一変。「何度も言うが、高貴なる私とセニョール船木とは家柄が違う! コメントするのも不愉快だ!」と吐き捨てた。父がドス・カラス、伯父がミル・マスカラスという世界的スーパースターにとって、同じ土俵に立つことすら許せない。

 さらに「彼は私が格闘技をマスターしているのを知らないのか? 愚かなヤツだ。ならば彼の好きなビョーサツ(秒殺)で終わらせてあげよう。私の来日を楽しみにしてくれたスモーアリーナのファンには申し訳ないが、試合は一瞬で終わるだろう」と不敵な予告を放った。

 日本ではDEEPやPRIDE武士道など総合格闘技にも参戦歴があり、覆面姿でミルコ・クロコップ(40)と対戦したこともある。両国決戦は、一瞬たりとも目が離せない展開となる。