大日本プロレスの怪力男・関本大介(33)がノア「グローバルリーグ戦」(18日、後楽園ホールで開幕)初制覇を誓った。関本は12日の横浜大会でGHCヘビー級王者・丸藤正道(35)に初挑戦して惜敗。「自分の攻撃が全部吸い込まれてしまった。でもGHCのベルトは、決して手が届かないものではないことも分かりました。次は必ず勝ちます」と早くも再挑戦に闘志を見せた。

 リーグ戦では丸藤と同じAブロックにエントリー。11・7新潟大会の公式戦で激突する。ここで勝てば優勝戦(11・8後楽園)進出も見えてくる。悲願の初制覇を果たせば、12・6有明コロシアムでの挑戦が確定。わずか2か月足らずで再びベルトのチャンスをつかみ取ることができるのだ。

「20分を超える試合だったけど、次は反撃される前に潰す。自分が攻めダルマに徹するしかない。勝負を決めるなら数分の間に」と短期決戦をもくろむ。公式戦、さらには有明決戦で丸藤に倍返しすれば、横浜の惜敗を帳消しにできる。

 16日の大日本函館大会では久々にグレート小鹿会長(72)と顔を合わせたものの、タイトル挑戦をねぎらう言葉やリーグ戦へのアドバイスはなく「あー、明日東京に戻る飛行機の時間は何時だっけ?」と聞かれただけで終わったという。そもそも小鹿は何も知らなかった模様だ。「その方が気は楽。会長のように伸び伸びと戦います」

 17日のゼロワン後楽園大会ではタッグ戦に出場し全開ファイトを披露。大日本の怪力男がこの秋、一番の台風を巻き起こしそうだ。