5日のドラゴンゲート博多大会で、オープン・ザ・ドリームゲート王者のB×Bハルク(34)がサイバー・コング(32)を下し、2度目の防衛に成功した。

 立ち上がりから軽い身のこなしを見せたが、無法者軍団「マッド・ブランキー(MB)」の面々の乱入を許すと、そのまま場外で袋叩きにあい、一気に劣勢に。それでも最後は執念で反撃し、フェニックス・スプラッシュでとどめを刺した。

 これで、8月17日の土井成樹(34)に続いてMB軍を王座戦で連続撃破。

 王者の貫禄を見せつけ「博多のみんなの応援が力になった」とリング上で喜びの声をあげた。

 そのまま笑顔で勝利の余韻に浸ろうとしたものの、突然リングに上がった同期の戸澤陽(29)が次の挑戦者に名乗りを上げた。

 ハルクは「俺は10年、ずっと自分のスタイルを追求してようやく、このベルトを手にした。お前なんかに渡してたまるか」とあっさりこれを拒否。それでも食い下がる戸澤が「お前はずっとエリート街道まっしぐら。俺はいつもお前の背中を追い掛けてきたが、一度もお前の背中を追い越したことはない」と、同期ならではの苦悩を口にすると、ようやくここで折れた。

 ハルクは「お前の悩みはわかる。お前の望むタイトルマッチをやってやる」と受諾。

 次のビッグマッチ、11月2日の大阪・ボディメーカーコロシアム大会でのタイトル戦が決定的になった。