ドラディション「IMMORTAL DRAGON」(11月19日、東京・後楽園ホール)の開催会見が25日に行われ“炎の飛龍”藤波辰爾(60)が、現GHCヘビー級王者の丸藤正道(35=ノア)とシングルマッチを行うことが発表された。

 昨年7月のレジェンドプロレスで長州力(62)と戦って以来の一騎打ち。還暦を迎えてからは初となるが「リングに立つ以上刺激のある試合を」と、自ら団体のトップ選手にオファーしたという。

 藤波は「(還暦でジャイアント)馬場さん(故人)がリングに上がっているのも見たし(アントニオ)猪木さんは45歳のときに、自分と横浜(文化体育館)で60分フルタイムをやった。いま第一線の選手とやることで感じられることもあるはず」と自身に試練を与えた理由を語った。

 一方、関本大介(33=大日本プロレス)との防衛戦(10月12日、ノア横浜文化体育館大会)に勝利すれば、王者として参戦する丸藤は「尊敬の念しかない」と、相手に敬意を払いつつも「60分1本勝負なので、60分やるつもりはある。藤波さんも『それぐらいやってやる』という気持ちでしょう」と挑発した。

 これに、藤波は「日本プロレス界でも代表するベルト。当然興味はありますよ」と、目をギラつかせた。「60分フルタイム」を戦い抜き、勝利すればまさかの「GHC挑戦」を表明する可能性もありそうだ。