ノアのGHCヘビー級王者・丸藤正道(34)が24日、邪道・大仁田厚(56)からの電流爆破マッチ出場要請を改めて拒否した。

 ノアと新潟大花火の合同興行(23日)でマイバッハ谷口(37)を下してV3に成功した丸藤は、一夜明け会見の席で「俺が電流爆破をやる姿をファンの人が見たいですか?っていう話。この世界は何が起こるか分からないけど、電流爆破よりほかにやることがあるので」と強調した。

 再三にわたる大仁田からの要求にも断固たる姿勢を示すのには、理由がある。大仁田が丸藤戦を希望するのは12月6日の東京・有明コロシアム大会。だが、丸藤は10月12日横浜文化体育館大会の関本大介(33=大日本プロレス)戦でV4に成功すれば、年内最後のビッグマッチ有明大会でV5戦を行う方針だからだ。

 西永秀一統括本部長(46)も「タイトル戦をメーンに考えているので、電流爆破はやりません」とぴしゃり。方舟マットで2度目となる電流爆破戦は、暗礁に乗り上げてしまった。