大巨人と互角の勝負を繰り広げたキラー・カーン

2014年09月28日 09時04分

アンドレ(左)と渡り合ったカーン

【米国でトップに上り詰めた名レスラー(5)】カブキよりいち早く全米に衝撃を与えたのが新日プロのキラー・カーン(小沢正志)だ。78年から海外修行に出ると79年に米国に転戦。フロリダ地区で「アゴひげに辮髪(べんぱつ)」というモンゴル人スタイルで頭角を現す。

 195センチ、140キロと日本人離れした体格を誇ったカーンは80年末にWWWFに転戦。モンゴリアンチョップとダイビングニードロップを武器に暴れ回った。

 なかでも大巨人アンドレ・ザ・ジャイアントとの抗争は伝説となっている。81年5月にニードロップで大巨人の右足を骨折させ、7月20日にはMS・Gで再戦。全米中に憎まれる悪役として223センチの大巨人と互角の勝負を繰り広げた。

 90年代のWWEマットでは白使(新崎人生)、TAKAみちのく率いるKAIENTAI、2000年代に入るとECWからWWEに転じてクルーザー級で活躍したTAJIRI、04年には妻の浩子をマネジャーのゲイシャガールとして従えたケンゾー・スズキが、スーパースターの座をつかんでいる。最近では新日プロの山本尚史がヨシ・タツとして活躍。KENTAはこれら先人たちに追いつくことができるか。(日付はすべて現地時間)