天龍プロジェクトの再開興行第2弾となった12日の東京・新木場1stRING大会に、デビュー50周年を迎えた“炎の飛龍”こと藤波辰爾(67)の長男・LEONA(27=ドラディション)が出陣。佐藤耕平(43)と組んで河野真幸(41)、TORU(31)組と対戦するも、惜敗した。

 天龍プロジェクト興行再開に伴い、レギュラー参戦を果たしているLEONAは、第1試合に登場。先発を買って出るとTORUと道場さながらのグラウンド戦を展開し、激しいエルボー連打を放った。河野には父親譲りのドラゴンスクリューから足4の字固めを決め、強烈なローキックで追撃。見せ場をつくった。

 しかし、最後は河野のバックドロップを浴びた後、顔面への閃光魔術弾ででフォール負け。試合後は「くそっ、まだまだだ!」と叫んだだけで控室へ消えた。同団体ではシングル選手として地位確立を目標に掲げているだけに、決定している大会(25日、6月12日、6月23日、7月7日、7月28日。いずれも新木場)での奮起が期待される。

 また「うっ血性心不全」から4月26日に退院後、初めて来場し、解説席に座ったミスタープロレスこと天龍源一郎(71)の目前で勝利を決めた河野は「赤コーナーの下に大将(天龍)がいたので緊張した。お帰りなさい! 復帰戦の準備をしておいてください」と不敵に祝福の言葉を寄せていた。