18日のリアルジャパンプロレス、東京・後楽園ホール大会で貴闘力(46)のプロレスデビュー2戦目が電撃発表された。12月5日の後楽園大会で、初代タイガーマスク(56)とタッグを組む。

 初代タイガーに呼び込まれリングインした貴闘力は「12月、死ぬ気でやります」と決意表明。元大リーガーの佐々木主浩氏、K―1創始者の石井和義正道会館館長から激励を受けた。

 対戦相手は未定だが、今年4月のデビュー戦で遺恨が生じた邪道・大仁田厚も候補となる。貴闘力は「それは先生(初代虎)にお任せしてます」と語りながら「曙には早く出てきてほしい」と、かねて対戦を希望する元横綱の名前も挙げる。

 初代虎は中学時代からの憧れの存在だ。「ちょうど、佐々木の健ちゃん(佐々木健介=48、中学時代の1年先輩)と一緒に柔道を一生懸命やってたころですよ。まさかその人と組むとはね。健ちゃんが辞めてなかったら(タッグに)入れてたけどな」と、感慨深げに語った。

 合体殺法については「太っているし難しいんじゃないの」と冗談交じりに語ったが、角界入りする前は「逆立ちして100メートルぐらい走れた」という機敏さを持つ。「俺は器用なタイプじゃない。でも、先生にはサマーソルトを教えてもらいたいな」と少年のように目を輝かせた。

 初代タイガーはこの日、船木誠勝、藤波辰爾とタッグを組み、金本浩二グレート・タイガー、タカ・クノウ組と対戦。必殺のダイビングヘッドでGタイガーを葬り「12月にはもっとパーフェクトにしたい。合体攻撃? いいね!」と上機嫌だった。