全日本プロレス「王道トーナメント」(15日、後楽園ホールで開幕)に向け、秋山準社長(44)が必勝を誓った。

 昨年大会は元横綱曙(45)に敗れ、屈辱の1回戦敗退。12日の会見で秋山は「昨年は一瞬で終わってしまった。ボクが1回戦負けじゃ話にならない。必ず優勝します」とまずは1回戦の宮原健斗戦(15日)に集中している。

 優勝の先には、3冠ヘビー級王座奪還がある。「3冠にいけるのでしょうから、前と今の両方のベルトを持って(リングに)上がります」。1本に集約された現行ベルトだけでなく、思い入れのある3本の旧ベルトを“復活”させたいという。

 一方、社長業は激務を極めている。今週も出張が続き「自分の時間がほとんどない」状況だが、深夜のトレーニングで体をつくってきた。「最近はシングルの結果が伴っていない。まだまだいけるところを見せないと」と秋山は“二足のわらじ”を言い訳にせず、リング上でも全日本の中心に立つつもりだ。