大仁田“余命”3年1か月「還暦電流爆破で引退じゃ!」

2014年09月12日 11時00分

過去、引退と復帰を6度も繰り返した大仁田

 邪道・大仁田厚(56)が本紙のインタビューに応じ、“余命”が残り3年1か月であることを初告白した。今月だけで2試合もノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチを行う大仁田は、ここ数年「電流爆破マッチ」乱発に踏み切った真意を激白。引退と復帰を6度も繰り返してきた邪道が、今度こそ正式に定めた引き際とは――。

 

 ――14日に札幌・テイセンホールで行われる「どさんこ大花火」では髙山善廣(47)と、ノアと新潟大花火の合同興行(23日、新潟市体育館)では6人タッグ戦で杉浦貴(44)らとの電流爆破を行う。ここ2年で10試合近く行っているが…

 

 大仁田:もう俺にはそんなにできる期間がない。デスマッチでこれだけ駆け上がってくると、体が持つわけない。ヒザも悪いし。「電流爆破をやり過ぎている」と言われるが、地方には見たこともない人がたくさんいる。生きざまを届けられたら最高だろ? でも還暦で電流爆破は終わりだと思っている。

 

 ――えっ

 

 大仁田:あと3年と1か月の還暦でケジメをつけようと思っている。残り少ないプロレス人生でやり残すことがないように、燃えカスまで燃やそうかなと。

 

 ――今度こそ本当なのか。これまで引退と復帰を6回も繰り返したが…

 

 大仁田:東スポにも迷惑をかけたし、一番申し訳なかったのはファン。今、リングに上がる心情としては、裏切った人たちへの罪滅ぼしだな。俺が「引退」と言っても誰も信用しないだろ? 東スポなんか絶対信用しないだろ? 俺を腹黒い人間だと思ってるだろ? だけど「還暦電流爆破」を機に一線を引く。

 

 ――なぜ還暦で

 

 大仁田:3年前くらいに本格的にリングに戻ってきて、還暦である種の区切りをつけると決めた。自分にも限界っていうのがあるんだろうな。来年でデビュー40周年になるし。

 

 ――ヒザの状態は変わらず悪いのか

 

 大仁田:申し訳ないが、還暦電流爆破をやれる保証もない。左ヒザの膝蓋(しつがい)骨粉砕骨折に、両ヒザ靱帯損傷。5月にも(両変形性膝関節症で)両ヒザを手術した。ヒザが曲がらないから、バキッといって歩けなくなる危機感も常にある。医者には「アンタ言うことを聞かないから、やるところまでやりなさい」と言われたよ。

 

 ――まだやり残したことはあるのか

 

 大仁田:まず電流爆破の後継者が誰になるか。田中(将斗)選手なのか、髙山選手、あとは矢口(壹琅)なのか。誰かに引き継いでもらいたい。電流爆破は大仁田のものになってるけど、俺は自分だけのものではないと思ってる。それにこの業界への危機感もある。

 

 ――それは何か

 

 大仁田:このままだとマニアックに終わる。新日本プロレスが満員記録を塗り替えていることには拍手を送るが、あのアイドルプロレスラー路線も永遠ではないと思う。毎回、一つの団体で同じことをやっても、いつまで続くのかと懸念している部分がある。

 

 ――還暦を迎えた後のビジョンはあるのか

 

 大仁田:聞くなよ! 聞いてどうすんだよ!

 

 ――政界への復帰は

 

 大仁田:人間の心理って分からない。あると言えばあるし、ないと言えばない。

 

 ――最後にひと言

 

 大仁田:A面が王道プロレス、ストロングスタイルだとしたら、電流爆破はB面として未来永劫生き続けることができる。還暦まで自分の最大の武器である電流爆破を全国に届けたい。それが悪いのか? 自分の意思を貫けなくて、何が自分の人生なんじゃ。俺は自分の思った道を行くだけじゃ。ファイヤー!