初代タイガーマスク(56)が、ケガ防止のための“秘密兵器”を手に入れた。

 リアルジャパンプロレスは10日、東京・後楽園ホール大会(18日)の全カードを発表。初代タイガーはメーンで藤波辰爾(60=ドラディション)、船木誠勝(45=W―1)と組んで、金本浩二(47)、グレート・タイガー、タカ・クノウ(47)組と対戦する。会見に出席した船木は「デビュー前に憧れていた人と、付け人をした人とのタッグ。足を引っ張らないようにしたい」といつになく緊張気味。本来なら“憧れていた人”とのタッグは7月のリングで実現するはずだったが、直前に初代タイガーが左足肉離れを起こし、大会を欠場。仕切り直しとなった経緯がある。

 初代タイガーは「500万円の最新機器を導入して、近年にないほど体調がいい。空中殺法もいくかもしれない」と今回ばかりは自信満々。この機器とは「微弱電流治療器」。肉離れが癖になると発症直前に「ふくらはぎが硬くなる」そうだが、これを使うことで「筋肉がやわらかくなる」という。

 強力アイテムを手に入れた初代タイガーは「本当に体調がいい。練習しすぎて、前の日にケガしないようにしないと」とジョーク一発。これに対し、船木の緊張は最後までほぐれることはなかった。