3冠王者ドーリングが曙沈めてV1「これが俺の実力だ!」

2014年08月31日 00時00分

ドーリング(上)のパイルドライバーに沈んだ曙

 30日の全日本プロレス・愛知県体育館大会で3冠ヘビー級選手権試合が行われ、王者ジョー・ドーリング(32)が挑戦者・曙(45)を11分49秒、パイルドライバーからの片エビ固めで下し初防衛に成功した。難敵を下して勢いに乗るドーリングは、「王道トーナメント」(9月15日の後楽園大会で開幕)覇者と、10月の旗揚げ記念大会でV2戦を行うことが濃厚になった。

 

 195センチ、135キロのドーリングに対し、203センチ、200キロの曙。スーパーへビー級同士の真っ向勝負を制したのは王者だった。

 

 ショルダータックルは巨漢に跳ね返されたものの、時間がたつにつれて、明らかに曙のスタミナが切れていく。2発目のダイビングボディープレスを間一髪のところでかわすと、11分過ぎだった。首を刈るポーズから、おきて破りのパイルドライバーを見舞う。全体重がかかった曙は頭からマットにめり込み、そのまま大の字に。

 

 ドーリングは「何度もヨコヅナインパクト(曙式パイルドライバー)をやられたから、そのお返しだ! 見たか? これが俺の実力だ」と絶叫した。

 

 昨年11月24日の長野大会、当時の3冠王者だった曙に挑戦した。だが激しい乱闘の末、一度は両者リングアウトに。再試合では曙のヨコヅナインパクトに沈み、あと一歩が届かなかった。これで9か月ぶりのリベンジに成功したことになる。

 

 2007年に留学生として米国から来日したドーリングは、日本流のレスラー教育を受けてきた。スクワットなどの基礎トレーニングから始まり、ちゃんこ作り、トイレ掃除など雑用もこなした。

 

 文句ひとつ言わずに“新弟子”としての日々を過ごしていたが、たまに連れて行かれた食べ放題のピザ屋では、まるで故郷を思い出すかのように大好物をほお張った。歯をくいしばった当時のことを思い出すたびに、3冠王者としての自覚を高めている。

 

 次なる目標は、王道トーナメント。“次期挑戦者決定戦”の様相も呈しており、優勝者と旗揚げ記念大会(10・22後楽園、10・25三条、10・29山形)のいずれかでV2戦を行うことなる。ドーリングは「誰が来ても勝つ。俺は誰にも止められない」と豪語した。