平壌市民興奮!猪木氏率いるIGF戦士が仰天パフォーマンス

2014年08月30日 16時00分

バスを引っ張る(右)からバンナ、サップ、ハマー。平壌市民もびっくり

【平壌29日発】予想以上の歓迎だ。「インターナショナル・プロレスリング・フェスティバルin平壌」(30~31日、柳京・鄭周永体育館)に出場するIGF選手一行が早くも北朝鮮・平壌市民を沸かせた。アントニオ猪木氏(71)に率いられた選手たちが仰天パフォーマンスを敢行。つられたIGF総帥からはドッキリ発言も…。

 

 平壌市青春通りにはいくつもの競技館が密集。普段は静かな卓球競技館駐車場が大歓声で沸いた。同競技館の2階から熱い視線を送る人々を含め、約500人の観衆の前に、上半身裸のボブ・サップ(39)、ジェロム・レ・バンナ(41)、エリック・ハマー(32)が現れ、大縄につながれたバスの前に仁王立ち。3人そろって縄を引っ張ると軽々とバスが動き、拍手喝采となった。

 

 さらにサップは即席の腕相撲大会を開き、挑戦者を募集。8歳の男の子にはメンチを切り「ウガー!」と奇声で震え上がらせ、腕相撲では瞬殺…と大人げない。16歳の少女にも同様に奇声を発したが、頭を叩かれる反撃にあい、平壌市民は手を叩いて大喜びだった。

 

 サップ劇場を満足げに眺めていた猪木氏も「イベントの期待が大きいのでプレッシャーになっている。いろんなことが起きたほうが皆さんは楽しいだろうけど、俺は何も起きないでほしいね」と手応えを感じた様子。しかも、拉致問題に関連して「拉致問題は関係機関が話し合っていますから。もしかしたら、明日の大会に(拉致被害者の)名簿の何人かがいらっしゃるかもしれないね、ムッフフ」と政治家としての顔ものぞかせた。

 

 バス引きに先立っては、競技館で選手らと平壌のスポーツ選手が柔道やレスリングの模擬試合。柔道では澤田敦士(31)が敗北したが、“売名王”らしく大げさに悔しがり平壌市民に売り込みも忘れなかった。

 

 選手たちは北朝鮮の歓迎をどう受け止めたのか。鈴川真一(30)は「IGFスタイルをこっちの国でも見せたい。注目されているし世界が動くのが楽しみ。この国は水も空気もご飯もおいしい。おすすめ? 冷麺だね」と満喫していた。