初代タイガーマスク(63=佐山聡)が主宰する「ストロングスタイルプロレス」の22日東京・後楽園ホール大会が行われ、レジェンド王者のスーパー・タイガーが河野真幸(41)を下し、初防衛に成功。しかし試合後、あの厄介者に目をつけられた。

 試合は壮絶なぶつかり合いになった。序盤は場外戦で記者席に叩きつけられ、スリーパーで絞めあげられるなど苦戦が続いたS・タイガーだが、打撃に活路を見いだし何とか逆転。チョークスラムなど、河野の高さを生かした攻撃もはね返し、顔面蹴りからの猛虎原爆固めで3カウントを奪った。

 試合後、勝ち誇ったS・タイガーだが、その背後には不気味な影が…。第2試合で阿部史典を蹴殺していた〝村上会長〟こと村上和成だ。

「イーッヒヒ」と相変わらずのおぞましい笑い声を上げると、マイクなしでもよく響く声で「久しぶりやんけ。お前の試合には牙がないなァ」とあいさつ代わりの一撃。さらに「もしよかったらベルトをかけてやってやろうか? ベルトをかけないならやらない。なぜなら俺はベルトフェチだから」と挑発だ。

 これにS・タイガーも「やってやるよ。8年前のこと、忘れてねえからな」と応じた。2人は2013年3月22日に王座をかけて対戦するも試合が荒れ果て、無効試合でS・タイガーの防衛に終わっている。このままタイトル戦での激突へ待ったなし。ストロングスタイルのリングは、このまま仁義なき戦いに突入するのか…。