ジャンボ鶴田さんがマリオに

2014年08月31日 16時00分

マリオに扮した鶴田さん(手前)。全日勢のコスプレ姿は80年代正月の名物だった

【お宝写真館】タレント・山瀬まみ(17=当時)のヒザ枕でご機嫌なのはジャンボ鶴田さん。1986年11月20日、日本テレビ系の正月番組「番組対抗スターお年玉大会」(放送は87年1月3日)の収録中の一コマだ。

 

 同番組は日テレの各人気番組が、さまざまな趣向を凝らし“かくし芸”的な出し物を披露し合う形式。ジャイアント馬場さんをはじめ、異形の大男が揃っていた全日本プロレスでは毎年、女装などコスプレ系のショートムービーを披露し番組名物と化していた。

 この年の出し物は当時、その人気が社会現象となっていたファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」をモチーフとした「スーパー・ジャンボの冒険」。

 

「ウチのジャンボはまったくもって悪い子。プロレスそっちのけでファミコンに熱中。あまりにも夢中になりすぎて現実と空想がゴッチャまぜ。フルーツ姫を助けるためにキムチ、オイキムチ、ビビンバと戦ってしまうんだ。本当にどうしようもないヨ。そこで怒り狂ったジャイアント・ガリバー(馬場)が登場と相成った次第――」なる設定で、マリオ風衣装の鶴田さんが、ピーチ姫ならぬフルーツ姫(山瀬)を救い出すべく大活躍する。

 

 姫をさらい、ジャンボを攻撃する三悪党はキムチ(大熊元司)、ビビンバ(グレート小鹿)、オイキムチ(石川敬士)。またファミコン人気に押され、おもちゃ箱の肥やしとなり、ふてくされる旧式おもちゃのGIジョー(天龍源一郎)、パンダ(マイティ井上)、サル(ハル薗田)、飛行機(ロッキー羽田)、ウサギ(サムソン冬木)、新幹線(渕正信)、リカちゃん人形(百田光雄)、コマ(小川良成)、ブロック(和田京平レフェリー)はすさまじきコスプレとともに、童謡「おもちゃのチャチャチャ」を歌い踊る悪夢…。

 

 その他、ジョー樋口レフェリーが鳩時計のハトに扮している。

 

 背後に映る不機嫌そうな“GI天龍”は終始、投げやりな演技を披露。そんな天龍が鶴田さんとたもとを分かち、天龍革命をスタートさせたのは、約半年後のことだった。