石井 体調不安の原因は緊迫のウクライナ情勢?

2014年08月20日 16時00分

初防衛戦に向け練習を公開した石井

 IGF「INOKI GENOME FIGHT 2」(23日、東京・両国国技館)で元PRIDE・GP王者ミルコ・クロコップ(39)と初防衛戦を行うIGF王者の石井慧(27)が、都内のジムで練習を公開。緊迫するウクライナ情勢が体調面に暗い影を落としていると告白した。

 

 石井は重量感あふれる右フックや切れ味鋭いミドルキックを決め、約2か月に及んだオランダ特訓の成果を見せつけた。打撃面でもミルコに対抗できそうな勢いだが、石井は体調について「70%ぐらい。疲れをとっていって、当日には100%にしたい」と意外と弱気な分析をする。

 

 コンディションに不安を抱えた理由は、帰国の際、機内で一睡もできなかったためだ。実は、先日のマレーシア航空機撃墜事件を受け「ミサイルが飛んでくるのでは!?」と心配だったという。石井は「落とされた飛行機もオランダ発だったじゃないですか。オランダから日本は(コース的に)怖いですよ。ウクライナには早く落ち着いてもらわないと」。

 

 ウクライナ東部で航空機が撃墜された事件は親ロシア派による誤爆説が有力だが、1か月以上たった今でも真相は究明されていない。最も多くの被害者が出たオランダでは、連日大きく報道されている。オランダで練習する機会の多い石井にとって、ウクライナ情勢の緊迫は決して対岸の火事ではないようだ。

 

 石井はミルコ戦に向け「『次が最後』という気持ちで臨みます。(北京)オリンピックのときもそういう気持ちで戦ったんで」と覚悟を語りつつも「だって常にどうなるかなんて分からないですから。ミサイルで撃たれることだってあるんですし…」と動揺は隠せない。

 

 決戦まであとわずか。石井は100%のコンディションで試合に臨めるのだろうか?